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ロックの部屋

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UFO

UFO『PHENOMENON』(現象)



さていきなりですがUFOと言って思い浮かぶものは何ですか?

1.ピンクレディのUFO
2.格闘技団体のUFO
3.UFO研究家、矢追純一
4.日清焼きそばUFO
5.ボノ率いるアイルランドのニューウェーブバンドU2
6.イギリスのハードロックバンドUFO

さてあなたはどれだったかな?

ちなみに1番はミーとケイが歌う♪手を合わせて見つめるだけで、ナントカカントカUFO♪のUFOで、2番は元柔道オリンピック代表小川直也を中心とした格闘技の団体名、3番はUFO番組などによく出演するオジサン、4番は円いケースに入っているインスタント焼きそばで、5番は「ユーホー」と来たからには「ユーツー」もあっていいんじゃないの?という軽い冗談のつもりで入れただけ。(笑)6番は70年代に活躍したハードロックバンド、マイケル・シェンカーが在籍していた事で有名です。

はい、私が真っ先に思い浮かんだのが4番の日清焼きそばUFOでした。何ですと、ロックの部屋の管理人が日清焼きそばだとは……蹴りの一発でも入れてください。だって週に1食は食べてるんだもの♪日清焼きそばUFO♪(笑)

と言うのは真っ赤な嘘で、本当に食べているのはペヤングソース焼きそばです。(笑)同じインスタント焼きそばでも微妙にソースの味が違うんですよね。日清焼きそばUFOはちょっとこってり味のソースだと記憶していて、ペヤングソース焼きそばの方はちょっとビリからで私の好みなのです。それと入れ物も日清はでかくて邪魔で嵩張るので敬遠してしまいます。ゴミにもなるし。

本当の事を言ってしまうとハードロックバンドの【UFO】はそんなに詳しくはないのです。日清焼きそばUFOの方が馴染みがあるという事で。(笑)

さてここからはハードロックバンドのUFOの話です。多分「ユーホー」ではなくて「ユーエフ・オー」と呼ぶと思いますが、「ユーホー」だと間の抜けたバンドみたいで「ユーエフ・オー」の方が重みがあります。

マイケル・シェンカー加入以前のUFOは日本でも、まずまずの人気がありました。ちょっとスペイシーなプログレっぽい音だったと記憶しています。そしてマイケルが加入したサードアルバムが『PHENOMENON』です。ここではタイトなハードロックに変身していた。マイケル・シェンカーのギターが中心となってはいますが、ギターのリフとリズム隊が一体となりギターのみが浮くような事がない。そして叙情的なギターの響き、これは【ウイッシュボーン・アッシュ】あたりが得意にしていた手法だったけれども、彼らよりも音の繋がりが滑らかですべらかです。

テクニックが上という事もあるのだろうけど、虚勢を張っていないところが曲に落ち着きをもたらせている。「DOCTOR  DOCTOR」の陰りのあるイントロの哀愁を帯びたギターも押さえ気味であります。

「SPACE CHILD」のとろけそうな美しいギター、こんな音が出ているロックギターのアルバムもそう出会えません。

「ROCK BOTTOM」のギターテクはヴォーカルをしっかりサポートする事に徹している。そこがさり気なく凄い!さぞフィル・モグは気持ちよかろう。間奏の早弾きギターソロはただウットリするのみ。

ブルースロックぽい「BUILT FOR COMFORT」あたりになると、ギターがうざったく感じるのでマイケル・シェンカーの個性を殺しているようにも思える。こなせるギターテクがあるだけに。

「LIPSTICK TRACES」はマイケル・シェンカーの曲でインストゥルメンタル・ナンバー、この空間に放たれる哀愁ギターのほうが良いなぁ。

通して聴くとギターリスト、マイケル・シェンカーの凄さを感じてしまいますが、ハードロッカーとしてのギターリストの限界を感じる曲もあるかな。

間違いなく70年代ハードロックの名盤と共にロックギターリストの模範、世界標準(大袈裟?)になっているアルバムなんでしょうけど。

それからヒプノシスのアルバムデザインは凄くいいです。この人の作品はいつも静止画で「えっ」とか「あっ」とか「なに」とか人物が何か物言いたそうで止まっている画風なような気がしますが……どうですかね。


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